このマイクテストで確認できること
最初の画面は、よくある疑問にすぐ答えます。選んだマイクは、このブラウザに信号を送っているか? ライブ波形とレベルメーターが、話すたびに反応します。次に一時的なクリップを録音し(開始・停止は自分で操作)、再生して、言葉が明瞭か、正しいマイクが有効か、明らかな雑音や歪みがないかを確認できます。
信頼できる結果を得る手順
- 使う入力を選ぶ。 複数のマイクが表示される場合は、話しながらどの波形が動くかを見ます。
- いつもの位置と声で。 実際に使う距離(机・ヘッドセット・スマホ)でテストします。
- 短く録音して再生。 メーターはレベルを示し、再生は明瞭さ・断続的な雑音・マイク違いを明らかにします。
- 1つだけ変えて再テスト。 距離・入力ゲイン・部屋の雑音・処理のいずれかを変え、同じブラウザ・デバイスで比較します。
正しいマイクの選び方
ブラウザは通常、マイクの許可後にのみ有用なデバイス名を表示します。テストのセレクターには、このタブに公開された入力(ノートPC内蔵・ウェブカメラ・USBインターフェース・ヘッドセットのマイク)が並びます。ここで選んでも、OS の既定や他アプリの設定が恒久的に変わることはありません。スマホやタブレットでは、外部やBluetoothを接続していても選べる入力が少ないことがあります。ブラウザが公開する名前でテストし、実際に使う通話・録音アプリでも同じ入力を確認してください。
数値の意味(dBFS・ノイズフロア・SNR)
レベルメーターは dBFS(0 dBFS がデジタル上限)で表示します。普通の声はメーターにはっきり表示されるはずです。低すぎると声を復元しにくく、上限に張り付くと余裕がなく歪みます。ノイズフロアは、黙っているときにメーターが示す値——部屋・選択したマイク・システムゲイン・処理の合計です。声と無音の差が SNR(信号対雑音比)で、差が大きいほど声を背景雑音から分離しやすくなります。詳細な入力情報にはサンプルレート・チャンネル数、そして要求された通話処理(エコーキャンセル EC・ノイズ抑制 NS・自動ゲイン AGC)が表示されます。これらは通話には役立ちますが、音楽などの録音を変えることがあります。
マイクの音が小さい? ゲインステージング
小さいマイクは、たいてい故障ではなくゲインの問題です。このテストでは、普通の声は概ね −30〜−15 dBFS に収まります。−40 dBFS より低い場合は、USB インターフェースのつまみに触る前に、まず OS の入力レベルを上げます(Windows は 設定 → システム → サウンド、macOS は システム設定 → サウンド → 入力)。ブラウザやアプリの自動ゲインが低いシステム設定を一時的に隠し、その後で音量を上下させたり文の合間で雑音を増幅したりすることがあります。距離もゲインと同じくらい重要で、近接マイクでは距離を半分にするとレベルが約 6 dB 上がります。1段ずつ変えて再テストしてください。システムゲイン最大でも −40 dBFS を下回るなら、マイク・ケーブル・ポートを疑います。
マイクが検出されない・波形が動かない
- ブラウザの権限を確認。 アドレスバーの鍵アイコンからこのサイトのマイクを許可し、求められたら再読み込みします。
- OS の権限を確認。 サイト側が許可でも、Windows/macOS がブロックしていることがあります。システムのプライバシー設定でブラウザのアクセスを有効にします。
- 入力を切り替える。 ウェブカメラ・ドック・外れたヘッドセットが既定になっていることがあります。各入力を選び、話しながら反応を見ます。
- 物理的な操作を確認。 ヘッドセットのミュートスイッチ、ブームの位置、インターフェースのゲイン、ケーブルと USB 接続を確認し、OS の入力メーターと比べます。
ブラウザのマイクテストで分かること・分からないこと
- このブラウザが選択した入力からライブ信号を受信しているか。
- 一時的なローカル録音・再生で、ブラウザのキャプチャがどう聞こえるか。
- 話しているとき/無音のときの相対的な dBFS レベル。
一方で、校正済みの dB SPL・マイク自体のノイズ・客観的な周波数特性は基準機材なしには分かりません。Zoom・Teams・Discord が同じマイクを選んでいるか、ネットワーク損失や相手に実際どう聞こえるかも、このページのキャプチャ経路の外です。
手法について
このページはブラウザの Media Capture と Web Audio を使います。計測はローカルで行われ、手法・しきい値・既知の制限は テスト方法に記載しています。
